【プレスリリース】低強度運動が共感性を?める効果に褐?脂肪組織由来のmiRNA分泌が関わることを?唆
群馬大学共同教育学部の島孟留准教授らの研究グループは、4週間の低強度運動が健康なマウスの共感性を高めること、この運動効果に褐色脂肪組織由来のmiRNA(miR-486a-3p)が関わる可能性を見出しました。
共感性は、他者の気持ちの理解を支えて関係を構築するために必要な能力の1つです。同グループは、これまでに習慣的な低強度運動が健康なマウスの共感性を高めることを見出していましたが、その機構については不明な点が多いままでした。今回の研究により、習慣的な運動は共感性を高めるとともに、褐色脂肪組織から分泌されるエクソソームに含まれるmiR-486a-3pを増加させることを確認しました。さらに、miR-486a-3p模倣体の投与が、運動効果と同様に健康なマウスの共感性を高めることも確認しました。これらのことから、共感性を高める低強度運動効果に褐色脂肪組織由来エクソソームmiR-486a-3pの分泌が関わることが示唆されました。
今後、本研究成果を基盤とした、共感性を高める最適な運動処方や新たな治療法の発展に期待がかかります。
本研究成果は、2025年9月1日に、「Brain Research」オンライン版で公開されました。
詳細は以下プレスリリースをご覧ください。
プレスリリース
低強度運動が共感性を高める効果に褐色脂肪組織由来のmiRNA分泌が関わることを示唆
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